東北は豊かな自然・個性的な温泉・新鮮な海の幸と山の幸が揃う日本有数のドライブエリアです。青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の6県には、奥入瀬渓流・蔵王のお釜・十和田湖・三陸海岸など全国屈指の絶景スポットが点在しています。本記事では東北のおすすめドライブスポット15選を県別に厳選してご紹介します。
東北ドライブの基本情報|アクセスとルートの全体像
東北へのアクセスは東北自動車道(東京〜青森)が主要ルート。東京から仙台まで約330km(3〜4時間)、盛岡まで約480km(約5時間)、青森まで約680km(約7〜8時間)です。東北新幹線と組み合わせたドライブも有効で、現地でレンタカーを借りる方法もおすすめです。
東北一周は約1,500〜2,000kmの大ドライブになるため、エリアを絞って2〜3泊のコースにするのが一般的です。
青森県のおすすめドライブスポット
1. 奥入瀬渓流(十和田市)
青森県を代表する絶景ドライブスポット。十和田湖から焼山まで約14kmにわたって続く渓流沿いの道は、苔むした岩・白糸の滝・阿修羅の流れなど美しいポイントが連続します。新緑の5〜6月、紅葉の10〜11月が特に美しく、多くのカメラマンが訪れます。一方通行のため渋滞に注意。駐車場に車を停めて散策するのがおすすめです。
2. 十和田湖(十和田市・小坂町)
奥入瀬渓流の上流に位置するカルデラ湖・十和田湖。澄んだ濃い青の湖面と周囲の原生林の景観は幻想的で、湖畔を一周する約60kmのドライブが楽しめます。高村光太郎の「乙女の像」が立つ湖畔では遊覧船も運航しており、湖の上からの絶景も体験できます。
3. 白神山地・十二湖(西津軽郡深浦町)
世界自然遺産・白神山地の麓に散在する「十二湖」は、コバルトブルーに輝く青池が特に有名なスポット。透明度が高く深い青色の水が神秘的で、SNSでも話題の絶景です。弘前・五所川原方面からのアクセスルート途中には、ローカル色豊かな「不老ふ死温泉」(日本海に面した露天風呂)もあります。
岩手県のおすすめドライブスポット
4. 龍泉洞・三陸海岸(岩泉町)
日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」は、世界有数の透明度を誇る地底湖が最大の見どころ。洞窟内の幻想的なライトアップと深い青の湖面は圧巻です。近くの三陸海岸沿いを走る国道45号線は、北山崎の断崖絶壁・碁石海岸など豪快な海岸景観が続くドライブルートです。
5. 小岩井農場(雫石町)
岩手山の麓に広がる日本最大級の民間農場・小岩井農場。牧草地・牧場・農場の広大な景観と岩手山のコントラストが美しく、映画・ドラマのロケ地としても知られます。農場内でソフトクリームや乳製品を楽しみながらドライブできます。
6. 浄土ヶ浜(宮古市)
三陸復興国立公園の中心地・浄土ヶ浜は、白い流紋岩と青い海のコントラストが「極楽浄土のような美しさ」と形容される絶景スポット。遊覧船でリアス式海岸の断崖を望む体験も人気で、夏はシーカヤックも楽しめます。
宮城県のおすすめドライブスポット
7. 蔵王・お釜(蔵王町)
蔵王連峰の山頂に位置する火口湖「お釜」は、エメラルドグリーンの神秘的な水面が圧巻の絶景スポットです。蔵王エコーライン(国道457号線)を登った先に位置し、駐車場から徒歩10分でお釜の縁に立つことができます。例年5〜10月の開通期間のみアクセス可能で、秋の紅葉との組み合わせが特に美しいです。
8. 松島(宮城県松島町)
日本三景の一つ「松島」は、大小260あまりの松島が点在する風光明媚な景観が有名。遊覧船で島々を巡る体験と、松島かきをはじめとする海鮮グルメが最大の楽しみです。西行戻しの松公園からの俯瞰眺望は特に美しく、夕日との組み合わせが絶景です。
秋田県のおすすめドライブスポット
9. 田沢湖・乳頭温泉郷(仙北市)
日本最深の湖・田沢湖は、透明度の高い深いブルーの水面が幻想的な景観を作り出しています。湖畔一周は約20kmのドライブコースで、「たつこ像」が立つ湖畔は秋田美人の伝説が残るロマンチックなスポットです。近くの乳頭温泉郷(鶴の湯・妙乃湯など7湯)は秘境温泉の最高峰として名高く、1泊したい宿泊スポットです。
10. 男鹿半島(男鹿市)
なまはげ伝説で有名な男鹿半島は、秋田県北西部に突き出た半島で、日本海の荒波と奇岩・断崖が続く絶景ドライブルートです。入道崎(北緯40度ラインの白黒ツートンカラーの灯台)・寒風山(展望台から男鹿・秋田平野を一望)など見どころが点在しています。
11. 抱返り渓谷(仙北市)
「奥入瀬に匹敵する」と評される秋田の穴場渓谷。渓流沿いの遊歩道が整備されており、春の新緑・秋の紅葉が美しい。田沢湖ドライブと合わせた1日コースが人気です。知名度が低い分、奥入瀬より混雑が少なく静かに楽しめます。
山形県のおすすめドライブスポット
12. 蔵王樹氷・山形蔵王(山形市)
冬の蔵王で見られる「樹氷(スノーモンスター)」は山形蔵王の冬の名物。蔵王温泉スキー場のロープウェイで上がると、巨大な雪のオブジェが立ち並ぶ幻想的な光景が広がります(1月〜2月)。夏は蔵王エコーラインを通るドライブ、秋は紅葉と温泉を楽しめます。
13. 山寺(立石寺)・銀山温泉(山形市・尾花沢市)
松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ山寺(立石寺)は1,015段の石段を登る参拝が有名。紅葉シーズンは特に美しい。近くの銀山温泉は大正・昭和初期の旅館が立ち並ぶ風情ある温泉街で、映画のセットのような雰囲気がSNSで人気を集めています。
福島県のおすすめドライブスポット
14. 磐梯山・裏磐梯・五色沼(耶麻郡北塩原村)
1888年の磐梯山大爆発で生まれた湖沼群・裏磐梯は、コバルトブルー・エメラルドグリーン・深緑など水の色が異なる「五色沼」が最大の見どころ。全長3.6kmの散策路を歩きながら異なる色の沼を巡れます。磐梯山を背景に色とりどりの沼が広がる景観は季節ごとに表情を変えます。
15. 磐梯吾妻スカイライン(福島市)
標高1,600mの浄土平を通過する「磐梯吾妻スカイライン」は、東北屈指のドライブルートです。噴気が上がる吾妻小富士の火口縁を歩ける「一切経山」への登山口もあり、火山地形の迫力ある景観が楽しめます。福島市街から車で約45分でアクセス可能。例年11月下旬〜4月上旬は冬季閉鎖されます。
東北ドライブのモデルコース
3泊4日:東北縦断絶景ドライブ(約1,200km)
1日目:仙台 → 松島 → 蔵王(お釜)→ 山形(宿泊:銀山温泉)。2日目:山寺 → 田沢湖 → 乳頭温泉郷(宿泊)。3日目:小岩井農場 → 八幡平 → 奥入瀬渓流(宿泊:十和田湖畔)。4日目:十和田湖 → 白神山地・十二湖 → 帰路。
2泊3日:宮城・岩手・青森コンパクトコース
1日目:仙台 → 松島 → 三陸海岸・浄土ヶ浜(宿泊:宮古)。2日目:龍泉洞 → 小岩井農場 → 奥入瀬渓流(宿泊:十和田温泉)。3日目:十和田湖 → 帰路(東北道利用)。
東北ドライブの注意事項
- 冬季閉鎖の確認:蔵王エコーライン・磐梯吾妻スカイライン・奥入瀬渓流沿いの道路など、11月〜4月に冬季閉鎖される道路が多数あります。事前に国道交通省の道路情報を確認してください。
- 熊の出没:東北の山間部は熊の生息域です。渓谷・森林での散策時には熊鈴を携帯し、単独行動を避けましょう。
- 大雪・凍結:12月〜3月は積雪・凍結が多く、スタッドレスタイヤは必須です。ホワイトアウトにも注意してください。
東北キャンプと組み合わせるならおすすめのキャンプ場も参考にしてください。全国ドライブスポット情報は全国のおすすめドライブスポットもご覧ください。
まとめ:東北ドライブは四季折々の絶景が最大の魅力
東北は春の新緑・夏の祭り・秋の紅葉・冬の樹氷と四季それぞれに異なる絶景を楽しめる日本最大のドライブエリアの一つです。奥入瀬渓流・蔵王・松島の王道スポットから、男鹿半島・抱返り渓谷の穴場まで、季節とエリアを絞って計画的に旅するのが東北ドライブを120%楽しむコツです。

