四国は本州とは一味違う独自の自然・文化・グルメが凝縮された魅力的なドライブエリアです。徳島・香川・愛媛・高知の4県には、大歩危・祖谷渓谷・四国カルスト・しまなみ海道など全国屈指の絶景ルートが揃っています。本記事では四国のおすすめドライブスポット15選を県別に厳選してご紹介します。
四国ドライブの基本情報|アクセスとルートの全体像
四国へのアクセスは主に3つのルートがあります。神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋経由)、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)(尾道〜今治)、瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)(倉敷〜坂出)です。四国内の移動は高速道路と国道で各県を繋いでいます。
四国一周ドライブのモデルコースは約650〜750kmで、2泊3日〜3泊4日が一般的です。時計回りまたは反時計回りに各県のスポットを巡るのが定番スタイルです。
徳島県のおすすめドライブスポット
1. 大歩危・小歩危渓谷(三好市)
四国山地を流れる吉野川が刻み込んだ絶景の渓谷が大歩危・小歩危です。エメラルドグリーンの清流と切り立った白い岩壁のコントラストは四国随一の絶景で、遊覧船(大歩危峡観光遊覧船)で川面から眺める景色も圧巻です。春の新緑・秋の紅葉シーズンが特に人気。国道32号線沿いにドライブしながら何ヶ所もの絶景ポイントで停車できます。
2. 祖谷渓谷・かずら橋(三好市)
深い渓谷に架かる、シラクチカズラで作られた吊り橋「祖谷のかずら橋」は日本三奇橋の一つ。ゆらゆら揺れながら渡る体験は忘れられない思い出になります。周辺には日本三大秘境の一つ「祖谷」の自然が広がり、切り立った崖の上に建つ「徳島県立祖谷渓谷」の景観は絶景です。
3. 鳴門の渦潮・大鳴門橋(鳴門市)
世界最大規模の渦潮が発生する鳴門海峡は四国徳島の象徴。大鳴門橋の橋桁内を歩ける「渦の道」では、ガラス床から渦潮を真下に見ることができます。干潮・満潮のタイミングに合わせて訪れると最大の渦潮が見られます(潮見表で確認を)。淡路島とを結ぶ大鳴門橋は四国ドライブの玄関口として定番の撮影スポットでもあります。
香川県のおすすめドライブスポット
4. 父母ヶ浜(三豊市)
「日本のウユニ塩湖」として一躍有名になった父母ヶ浜。干潮時に現れる浅瀬に空が映り込む絶景は、特に夕暮れ時が圧巻です。インスタグラムで広まり、今や四国随一の映えスポットとして全国から観光客が訪れます。アクセスは三豊市内から数分と便利です。
5. 小豆島(オリーブ公園・寒霞渓)
高松港からフェリーで約1時間(または宇野港・姫路港からも就航)の小豆島は、地中海の雰囲気が漂うオリーブの島。映画「魔女の宅急便」のロケ地として使われた風車が立つオリーブ公園、日本三大渓谷美の一つ・寒霞渓の紅葉(10〜11月)が特に人気です。島内一周は約64kmで2〜3時間のドライブコースです。
6. 金刀比羅宮(琴平町)・こんぴらさん
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮は、本殿まで785段の石段を登る参拝が有名。周辺の琴平町は江戸時代からの門前町の雰囲気が残り、食べ歩きやお土産探しも楽しめます。高松自動車道・善通寺ICからのアクセスも便利です。
愛媛県のおすすめドライブスポット
7. しまなみ海道(今治〜尾道)
瀬戸内海の島々を9本の橋で繋ぐ西瀬戸自動車道(しまなみ海道)は、全長約60kmの瀬戸内海ドライブの絶景ルートです。来島海峡大橋・伯方・大島大橋・多々羅大橋などの吊り橋・斜張橋からの瀬戸内海の眺めは息をのむ美しさ。各島(大島・伯方島・大三島・生口島など)に立ち寄りながら海鮮グルメも楽しめます。
8. 内子町の歴史的街並み(内子町)
江戸時代末〜明治時代の木蝋・和蝋燭の産地として栄えた内子町は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された美しい歴史的街並みが残っています。白壁・格子窓の商家が並ぶ街道をゆっくりドライブ・散策できます。映画やドラマのロケ地にも選ばれています。
9. 道後温泉・松山城(松山市)
日本最古の温泉とも言われる道後温泉は愛媛・四国ドライブの定番立ち寄りスポット。明治時代の建造物「道後温泉本館」はジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルとも言われます。松山城(標高132mの山頂に建つ現存12天守)への登城もセットで楽しめます。
10. 四国カルスト(愛媛・高知県境)
日本三大カルストの一つ・四国カルストは、標高1,400m前後の高原に白い石灰岩が林立する幻想的な景観が広がります。天狗高原〜姫鶴平〜五段城の稜線を走るカルスト道路はまさに雲の上のドライブ。晴れた日は瀬戸内海や太平洋を一望できます。5〜10月がベストシーズン(冬季は積雪・通行止めあり)です。
高知県のおすすめドライブスポット
11. 室戸岬・海岸国道(東洋町〜室戸市)
太平洋の荒波と奇岩群が続く室戸岬は、高知ドライブの圧巻スポットです。国道55号線沿いの「ジオパーク海岸」では、世界的にも珍しい地質構造(タービダイト)が観察できます。室戸岬灯台(国際灯台100選)からの太平洋の眺めは感動的です。
12. 高知市・ひろめ市場・桂浜
高知市内のひろめ市場はかつお・土佐料理が楽しめるフードコートで、昼から地元民と観光客が賑わう活気あふれるスポット。「かつおのたたき」「土佐清水サバ」は必食です。市内から20分のアクセスで行ける桂浜は坂本龍馬の像が立つ太平洋の絶景海岸で、四国ドライブのハイライトの一つです。
13. 足摺岬(土佐清水市)
四国最南端の足摺岬は、太平洋に突き出した岬から黒潮の大海原を一望できる絶景スポット。四国八十八ヶ所霊場・金剛福寺があり、白い灯台と深い青の太平洋が美しいコントラストを成しています。高知市から車で約2時間の距離で、1泊2日のコースに組み込むのがおすすめです。
14. 四万十川流域(四万十市)
「最後の清流」と呼ばれる四万十川沿いのドライブルートは、橋の欄干(手すり)がなく増水時には水没する「沈下橋」が48本架かる独特の景観が楽しめます。川面を間近に感じながらゆっくりドライブし、名物の「四万十川天然うなぎ」「青さのり」を味わうのが定番スタイルです。
15. 竜串海岸・足摺宇和海国立公園(土佐清水市)
海底透明度が高い竜串海岸は「海のギャラリー」とも呼ばれ、シュノーケリングやグラスボート遊覧でサンゴや熱帯魚を観察できます。竜串海中公園の奇岩群は地上からも迫力ある景観で、四国南西部ドライブの穴場スポットです。
四国ドライブのモデルコース
2泊3日:四国一周ハイライトコース(約750km)
1日目:神戸(明石海峡大橋)→ 鳴門の渦潮 → 大歩危・小歩危渓谷(宿泊:大歩危温泉)。2日目:祖谷のかずら橋 → 四国カルスト → 道後温泉(宿泊:松山)。3日目:しまなみ海道 → 今治 → 尾道(解散)。
日帰り:高松発 穴場四国ドライブ(約200km)
高松市内 → 父母ヶ浜(映えスポット)→ 琴平・こんぴらさん → 大歩危渓谷(昼食) → 帰路。高松から半径100km以内の名スポットを1日で巡れます。
四国ドライブの注意事項
- 山間部の道路状況:祖谷渓谷・四国カルストなど山間部は道幅が狭く、すれ違いが困難な箇所があります。対向車に注意しながらゆっくり走りましょう。
- 台風シーズン:高知・徳島は台風の影響を受けやすく、8〜9月は大雨・通行止めに注意。事前に道路情報を確認しましょう。
- フェリー時刻の確認:小豆島や今治〜尾道のフェリーは時間帯によって便数が少ない場合があります。事前に時刻表を確認してください。
四国以外のドライブスポットはドライブスポット全国版おすすめもあわせてご覧ください。関西からのアクセスが良い方は関西ドライブスポットおすすめもご参考に。
まとめ:四国はドライブで発見する魅力が詰まっている
四国は渓谷・高原・島・岬・温泉と多彩な自然と文化が凝縮された日本有数のドライブエリアです。しまなみ海道・大歩危・四国カルストの絶景と、かつおのたたき・讃岐うどん・道後温泉の文化を合わせて、ぜひ2泊3日以上のゆっくりしたドライブで楽しんでください。

